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更新日:2021/02/26
一般に多動は15歳頃までに治り、不注意は残ると言われます。
似たような特性は「愛着障害(被虐待児等)」でも表すことがありますが、ADHDは生まれつきの特性と言われています。
今回は支援方法について、田中康雄Drの著書「ADHDの明日に向かって」をもとに述べたいと思います。
1 注意力への戦略
・ 注意力散漫にならないように、邪魔なものは教室等に置かない
・指示が通りやすくするために、短い教示を心がける。その時、相手を見つめ「注目している」というサインを示したり、時々個人名で呼びかけて、全員の注意を換気する。
・「子どもを飽きさせないように」一つの課題にあまり長い時間を取らず、声のトーンやスピードに変化をつけたり、興味を持たせるよう工夫する。
・一人でやる作業を少なくし、できるだけ仲間と一緒に行わせる。